公立中学校に進学するときは、さらに金額はアップ……
公立中学校ではどのくらいお金がかかる?
公立中学校に入学する場合は制服が指定されているところも多く、学用品に加えて制服代などが追加で必要になるでしょう。中学校での学校教育費(年額)の内訳は以下の通りです。
公立中学校の入学時に必要になるもの | 金額 |
---|---|
通学関係費 | 3万7,666円 |
修学旅行・遠足・見学費 | 2万6,217円 |
図書・学用品・実習材料費等 | 2万5,413円 |
教科外活動費 | >2万9,308円 |
学校納付金等 | 1万6,758円 |
その他 | 3,599円 |
合計 | 13万8,961円 |
(文部科学省/平成30年度「子供の学習費調査」より)
このように、小学校と比較すると中学校では多くの項目で金額がアップしていることが分かります。さらに、中学校では学習塾などに通う子どもも多く、学校外での活動費がかさむことも考えられます。中学校入学時には、ある程度まとまった金額を準備しておく必要があるでしょう。
家計が厳しい場合は「就学援助制度」を利用しよう
義務教育である小学校・中学校ですが、公立の場合でもある程度の教育資金が必要になることが分かりました。そこで、「予想以上にお金が必要で家計が心配……」と考える人もいるのではないでしょうか?そんなときに知っておきたいのが「就学援助制度」です。
就学援助制度とは、小学校や中学校で必要となる学用品や給食などの費用を、市町村がサポートしてくれる制度です。入学準備補助金、学校教材費、修学旅行費、校外活動費、学校給食費など、教育を受けさせるのに必要な費用が支給されます。そのため、家計が苦しい家庭でも、安心して子どもを学校に通わせることができるのです。
対象者は、住民税非課税世帯や生活保護世帯、児童扶養手当受給者など、「経済的な理由で児童を就学させることが困難」と自治体が判断した世帯となっています。申請する場合は、小中学校で配布される申請書を提出します。申請書は、新学期が始まってすぐに配布されます。
公立学校でもお金はかかる!計画的な資金準備を
「公立学校だからお金の心配は必要ない」と油断していませんか?必要なお金がどれくらいなのか、把握せずにいると、子どもがいざ入学するときに思わぬ出費に驚いてしまうかもしれません。今回紹介したような入学時やその後の学校生活に必要なものをきちんと想定しておくことで、将来、子どもを育てていくときのための資金計画も立てやすくなります。
「公立の学校でもこんなにかかるの!?」と驚いたあなたは、資金計画を見直す必要があるかもしれませんよ。
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