「私を助けたこと、後悔してる?」
生き延びた女の子に、そんなことまで聞かれちゃう汐見医師。地獄ですわ。
ちなみに汐見医師は原作コミックには登場しないオリジナルキャラクター。がっつり作り込んできましたし、今回の後半で救命措置をしながら口にした「絶対助ける、死なせない」なんて、もうこの手のお話で何万回も聞いたことがあるセリフがぐぐっと胸に迫ってきましたので、キャラクター造形として成功していると思いました。
結局のところ、その人物が吐いたセリフがこっちに迫ってくるかどうかというのが、ドラマの中にいるキャラクターの魅力のすべてですからね。夏帆の「絶対助ける、死なせない」が、ぐっときたんだよねえ。
自分の腕が治らないことを察しているのに、あきらめきれないでいる汐見医師。そんな汐見医師に「希望を捨てろ、絶望も悪くない」と言ってのけたハルカンにも、ぐっときた。自分の判断ミスで婚約者を亡くした過去があるハルカンにしか言えないセリフです。
『ブルーモーメント』、しばしばぐっときます。
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