――日本に育成環境はお持ちですか?
アーツ 今は人のジムを借りている状況ですが、今年中にどうにか自分のジムを作れるよう奔走しているところです。
――K-1時代のレジェンドたちとの協力体制は整っていますか?
アーツ まず3月24日の大会には、ボブ・サップが弟子と共に見に来てくれます。そして7月15日の大会には、セミー・シュルトの弟子が参戦予定で、ジェロム・レ・バンナも弟子を連れ来てくれる予定。ミルコ・クロコップは本業が忙しいため現在は保留中ですが、アーネスト・ホーストやサム・グレコとも密に連絡を取り合い、協力関係を築いています。
――アーツさんの経験や人脈がこれから大きく花開くことを祈っています。最後に読者へメッセージをどうぞ。
アーツ 僕は『LEGEND』を1年や2年で終わるような大会ではなく、長いスパンで続けていくつもりです。最初は小さい大会から始めて、少しずつ規模を大きくしていき、いつか世界へとつなげていくのが理想です。正式な契約選手はまだいませんし、いろいろと手探りの部分も多いですが、とにかく始めないことには何も実現しません。3月24日の大会が新たな伝説の第一歩となるかもしれませんので、会場やU-NEXTで目撃者になってもらえたら嬉しいです。
(取材・文=岡林敬太/通訳=鬼柳みどり/撮影=二瓶彩)