伝説のK-1ファイター、ピーター・アーツ(53)がプロデュースするキックボクシングイベント『LEGEND(レジェンド)』の第1回大会が3月24日(日)、横浜の大さん橋ホールにて開催される。今回は伝説のムエタイ戦士や、世界王者に3度輝いたヨーロッパのキックボクサーのほか、日本からはBreakingDownの人気選手らが参戦。将来的にはK-1時代のライバルたちの愛弟子のトーナメントや、発掘・育成した選手の世界進出も視野に入れているという。日本への定住を決意したアーツが、この大会にかける思いと、日本への愛着を語った。

――『LEGEND』を日本で立ち上げた動機を教えてください。

ピーター・アーツ(以下、アーツ) 僕は日本で長きに渡ってキックボクサーとして試合をしてきました。そして、日本が僕を有名にしてくれました。今ようやく日本に定住できるようになったので、日本に恩返しをしたいという気持ちから旗揚げした大会です。僕の経験と知識をなるべく多くの若い人たちに伝えていきたい。『LEGEND』という大会名にした理由は、K-1時代のレジェンドのみなさんとは現在も友人関係が続いていて、いつの日か彼らの弟子たちを戦わせるトーナメントを自分の大会で開催したいという夢があるからです。