家計簿のコツ3:周りの人に宣言するべし!
継続できる確率をさらに上げるため、家族や親しい友人、またはブログやSNSでもいいので家計簿をつけ始めたことを宣言してみましょう。できれば先ほど決めた目標や、記録した内容まで共有できるとより良いですね。
周りに言ってしまうことでやらざるを得ない状況を作り出せますし、もしかしたら周りが「今日はつけなくていいの?」など助言してくれたり応援してくれたりするかもしれません。仲間を見つけて、一緒にがんばるのも楽しいですよ。
家計簿のコツ4:他の人と比較するべし!
まずは、1ヵ月続けることができれば、自分のお金の使い方は他の人と比べてどうなのか、簡単に比較できるようになります。今の時代はインターネットで検索すれば、家計簿を公開されている方がたくさんいますし、FPなど家計改善の専門家が実際に相談に乗った例なども数多く公開されているので便利です。自分と年齢や家族構成などが近い例を見つけて、お金の使い方がどのくらい違うのかチェックしてみましょう。
「何にどれくらい使い過ぎているのか」「それをどうすれば抑えることができるのか」を、家計簿がないときよりも、さらにリアルに具体的に知ることができるため節約が実践しやすくなります。
家計簿のコツ5:翌月に向けて「予算」を設定するべし!
最初の1ヵ月で家計簿をつけることに慣れたら、次は少しステップアップです。1ヵ月目の記録をもとに、2ヵ月目以降はお金の使い方をどう変えていくかを考えましょう。これをしないと「家計簿をつける意味がない!」と言い切れてしまうほど、とても大切なステップです。
例えば「家賃6万円、食費3万円、通信費1万円、他……」という結果が出たら、「家賃は節約するのは難しいから保留、食費は使い過ぎたから来月は2万5,000円にしてみよう、通信費はもしかしたら携帯のプランを見直せば何とかなるかも……」など、1費目ごとに節約できるポイントを探していきます。
そして、来月は何にいくら使うのか、「家賃6万円、食費2万5,000円、通信費7,000円、他……」のようにこれも1費目ごとに予算を決めます。あとは、「その金額内に収まるように行動する」「記録をする」「振り返る」「次はどうするか決める」という繰り返しです。この流れを何回転もすることで、節約にどんどん磨きがかかり、貯金もできやすくなってきます。
家計簿をつけ続けるには?
家計簿をつけることにまだ慣れていない方は、きちんと記録しようとしすぎるあまり挫折してしまうことが多いようです。1円単位の細かい数字を追うことよりも、まずは慣れることが一番大切なので、最初は「とりあえず食費だけ」など1費目からでもいいですし、おおざっぱな金額でも大丈夫です。ゆるく楽しくつける習慣さえできてしまえば、きっとあなたも節約上手に近づけますよ。
文・馬場愛梨(ファイナンシャルプランナー・心理カウンセラー)
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