この間、店舗から警察などへの緊急通報は568件に上った。平均すると1カ月あたり約43件、1日あたり約1.4件となる。
ユニオン・スクエアでは、すでにファストファッションのH&MやGap、ユニクロ、靴販売のDSW、キッチン用品販売のCrate&Barrelなどが撤退していたが、この4月にはオフィス用品販売のOffice Depotとアマゾンの店舗であるAmazon Goが、5月には婦人服のAnthropologieが閉店した。
さらにカジュアルファッション販売のOld Navyが7月に、百貨店で全米ナンバーワンのNordstromが8月に、高級百貨店Saks Fifth AvenueのアウトレットショップSaks Off 5thが秋に、ファッション販売のBanana Republicが年内中にそれぞれ撤退する。
表向きには、消費動向の変化などを撤退の理由に挙げている会社もあるが、サンフランシスコの小売業関係者は、いずれもユニオン・スクエア周辺の治安問題が大きく影響しているとみている。
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