◆みちはどんな経緯で“元サヤ”に収まったのか?

 みちの“躍動”はまだまだ止まらない。ある日陽一の店にみちは足を運び、ほろ酔い気分になったからなのか、陽一の家になだれ込む。そこで激しめのスキンシップをとる様子には、ついつい自立する気があるのか疑問符がつく。

 その後、楓に連れられてまたも陽一の店を訪れ、一度退店するも引き返して閉店後の店に向かうみち。そこでまたまた躓(つまづ)くと、陽一が支えて見つめ合い、陽一から「みち、好きだよ」と告白。みちは「口がすべったな」とニヤリとしてシーンチェンジ。

 スタッフロールが流れ、坂道を上る買い物帰りのみちに、陽一が駆け寄って仲睦まじい姿を見せる。ここでキスシーンまであり、どうやら“元サヤ”に収まったことがわかる。

 誠と付き合うわけでもなく、1人で生きていくわけでもない。陽一と2人で支え合って、2人で立って歩いていく、ということなのだろうか。しかし、“振り出しに戻った”感が強く、みちと陽一がヨリを戻したことの説明不足も感じる。