◆冒頭から陽一に同情したくなる展開
前回の10話は、陽一(永山瑛太)が離婚届に判を押し、誠(岩田剛典)からの告白をみち(奈緒)が断ったところで終了した。みちが怒涛の別れを告げた2か月後から11話は始まる。
いきなり誠が陽一の喫茶店を訪れ、2人は同じ女性に振られた“戦友”として仲を深めているのかと思いきや、「別れたんですか?」と質問する陽一。離婚後に誠とみちが付き合うようになったと勘違いしており、みちとはこの2か月間交流がなかったようだ。
みちに振られたことを聞かされた陽一は「みちはそれで幸せなのかな? じゃなきゃ、俺は何のために別れたんだ」とポツリ。続けて、「みちはすぐこけるんだよ。誰かがそばにいて、見ててあげなきゃダメなんじゃないの?」と口にしており、誠という支えがいると思ったから離婚に泣く泣く応じたのだろう。
本作では陽一は無神経かつ利己的な言動が目立ち、ヒール的な立ち位置だったが、さすがに陽一の心境を察すると同情したくなる。
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