◆またクセモノがひとり

大河ドラマ『光る君へ』第16回(C)NHK
町では疫病による苦しみが広がっているが、内裏ではどこ吹く風。道隆(井浦新)にとっては疫病よりも、最近続いている内裏内での放火のほうが大問題だった。道長(柄本佑)が訴えても聞き入れようとしない。

一条天皇(塩野瑛久)も民を案じるが、道隆は貴族は疫病にかからないと決めつけている。確かに、屋敷も広いし、民より清潔さを保てるからそうかもしれないが、ならば同じことを民にすればいいのでは……とはならない道隆。それよりも、早く皇子をもうけるべき、と一条天皇に進言する始末。皇子が生まれれば、関白家はますます繁栄する。結局は自分たちのことだけなのだ。

今回からは、伊周(三浦翔平)の弟・隆家(竜星涼)が登場。こちらもなんだかクセモノそうな、というかふてぶてしさもあるというか。伊周とはまた違うタイプだが……。