24日放送のドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)の第1話。今クールでは、だいぶ遅れてのスタートとなりました。

 主人公は気象研究官の晴原柑九朗(山下智久)。“ハルカン”の愛称で朝のワイドショーに登場し、気象庁の防災パンフレットにも顔を出すなど売れっ子イケメン気象予報士として表舞台に立っている人物です。

 そんなハルカンが、内閣の肝いりで組織された特別災害対策本部「SDM」のリーダーに就任し、気象の知識と卓越した計算能力で人の命を救うために奔走するという、いわゆるディザスターモノというジャンルに分類される作品のようです。「SDM」は「Special Disaster Management Headquarters」、直訳すると、そのまま「特別、災害、対策、本部」となります。架空の組織ですが、名前がカッコつけてなくていいですね。

 タイトルの「ブルーモーメント」は、日の出の直前と日没の直後に、空に深い青色が現れる時間帯のことだそうで、このドラマは同名のコミックを原作としています。

 災害から命を救う物語はいくらでもありますが、警察でも消防でも政治家でもなく、気象の専門家がチームのリーダーになるというところが新しいですし、防災意識を高めましょうという世情もありますから、興味深いところではあります。ちなみに山Pは5年ぶりの地上波民放ドラマ主演だそうです。

 振り返りましょう。