瞬芽ブドウ種子成分について長年研究している徳島大学の宇都義浩教授は、さっそく瞬芽ブドウ種子成分について説明する。
「（栄養豊富なことで知られる）ブドウの種は非常に多くの研究がされていますが、瞬芽ブドウ種子成分とはブドウの種をある特定条件で瞬間的に発芽させ、発芽を促すために生成されるいろんな因子を抽出したもののこと。通常のブドウの種に含まれている成分としてよく知られている成分ではない、新しい成分がいろいろと含まれていることが確認されてきています」
瞬芽ブドウ種子成分には抗酸化活性、抗炎症活性、抗老化活性など非常に幅広い機能性があり、宇都教授らはとりわけ抗腫瘍活性に着目して研究をしてきたという。大学病院の症例レベルでは、抗がん剤との併用によって非常に多くの人でがんが縮小。抗がん剤の副作用も大きく抑制されることがすでに報告されているという。
「瞬芽ブドウ種子成分の抗腫瘍活性は徳島大学と京都大学、カザフスタン医科大学で共同研究を組み、その機能性を解明していく研究を行っています。きちんと科学的なエビデンスを持たせたかたちで、皆様に使ってもらえる社会実装を目指しています」（宇都氏）
【こちらの記事も読まれています】
