■リアルな愚痴をドラマ化なんだって

 ちょっと前のテレビ朝日の『妄想ハナコ』という深夜バラエティで、ハナコの秋山寛貴が「バイトしたい」みたいなことを言ってたんです。昔はいろいろなバイトをして、そこでの出来事をネタに落とし込んでいたけれど、テレビに出るようになって、世界が狭くなった。気が付いたらテレビの裏方さんが出てくるコントばかり書いている。一般のお客さんと自分たちのコントが関係なくなっていくことに対する、それは秋山にとっての恐怖でしょう。

 一方で、14日に配信されたスポニチの「既読スルーに働き方改革…『ふてほど』令和への問題提起、どう生まれた?磯山P語る『私のリアルな愚痴』」という記事で、この作品のプロデューサーである磯山晶氏がこんな話をしていました。

「宮藤さんとの打ち合わせの合間や前後に話す、ちょっとした雑談や、モヤモヤしたことなどを言い合っている中によく出てきたことを、順番に取り上げている」

「私はリアルな愚痴を言っているだけなのですが、宮藤さんの汲み取り方が深い」