そうか、西郷輝彦が亡くなって1年になるのか。故人の「偲ぶ会」が2月2日、都内のホテルで開かれたという。

 会の発起人で、西郷の後援会「薩輝会」をつくった都内の運送会社「錦江」の岩切壽三郎社長が、西郷の晩年について新潮に語っている。

 辺見マリと離婚した後は、19歳年下の女性と再婚し、3人の娘をもうけたという。

 だが、2011年に前立腺がんを患い、全摘手術を受けた頃から陰りが見えてきたそうだ。自身の芸能事務所の社員からギャラの差し押さえ申し立てをされていたというから、金銭的にも苦労していたようだ。

 大手銀行からの融資が受けられず、自宅マンションに抵当権を設定されてしまった。その窮地を救ったのが岩切社長だったという。

 がんが再発してからは、治療のためにオーストラリアに行ったりしたため、余裕はなかったようだ。

 橋幸夫、舟木一夫と御三家といわれ、女性ファンが一番多かった西郷だったが……。享年75だった。