◆“手ごわい”先輩・松山ケンイチ

桂場等一郎(松山ケンイチ)
桂場等一郎(松山ケンイチ)/『虎に翼』© NHK
まず第1週目から“手ごわさ”を感じさせた松山ケンイチ。司法の独立を重んじる気鋭の裁判官・桂場等一郎(かつらば・とういちろう)を演じています。

松山といえば、主演から脇まで幅広い役柄を演じてきており「憑依型俳優」「カメレオン俳優」として名高い俳優ですよね。2012年の大河ドラマ『平清盛』で主演も務めていますが、意外なことに朝ドラは本作が“初出演”。出演発表時には「僕は15年前から朝ドラに出演する事を目標に俳優活動を続けてきました」とコメントしています。

今回の桂場は、堅物で腹の内を決して見せずつかみどころのないキャラクター(実は甘党)。その当時、参政権すら持ち得なかった女性が、法律を学ぶことに疑問を抱いており、現実的な視点をもって、寅子に立ちはだかってゆく存在となるでしょう。