先の石井妙子が書いた『女帝』の中で、小池百合子の学歴詐称を始めて告発した、かつての同居人、北原百代が、同じ文藝春秋で、メディアの怠慢を告発している。

「百合子さんがしていることは、やはり犯罪なのです。黙っていることは、その罪に加担するのと同じです。
そこで私は、メディアに伝えようと思い立ち、まず朝日新聞に配達証明郵便で、手紙を送りました。『小池百合子さんは学歴を詐称している。自分は同居しており、全てを知っているので、話を聞いてくれないか』という内容でした。自分の氏名と、当時は日本に滞在していたので、その住所も書きました。ところが、まったく連絡がなかった。メディアにもあなたの力が及んでいるのではないかと、私はさらに恐怖の念に囚われました」

 朝日新聞よ、これを読んで恥じるところはないのか。

 この手紙は誰が受け取り、どうして取材しないことになったのか? その一部始終を調べて紙面で公表すべきである。

 メディアが、小池百合子という存在をモンスターにまで祭り上げた張本人であること、はっきり自覚すべきである。(文中敬称略)

【巻末付録】
 まずは現代から。

「佐久間みなみ 南風にさそわれて」「堀辰雄『風立ちぬ』熊澤風花」。いいじゃないか、この風花って。

 お次はポストから。

「荻野目洋子 永遠のダンシング・ヒーロー」。洋子も50代か。「巨乳軍団 日本のグラビアを変えた イエローキャブ再結集!」。かとうれいこ、よかったな。山咲千里、イイ女だった。

 袋とじ「葵つかさ このカラダ、絶景なり」。入魂のヘアヌードだそうだ。「2024年上半期 愛と感動のグラビア傑作選」

 今週は迫力満点のポストの勝ちだ。