さて、日本最大のドラッグストア「ウエルシア」の松本忠久社長(65)が突然辞任した。

 この2月に業界第2位と「ツルハ」との統合協議を開始したと発表したばかりである。

 何が起きたのか? それは、新潮に「30歳ほども若い中国人女性と不倫関係にある」と報じられたからである。

「3月17日の日曜日。二人の姿は、都内湾岸部のゴルフ場にあった。8時半にスタートした男性2名、女性2名の4人組の中に、二人の顔が見える。グリーン上では、女性が時折松本社長と腕を組んだり、逆に社長が女性の肩に手を回したりする場面も。他のメンバーもそれを自然に受け入れているところから見ても、二人の交際は仲間内では“公認”のようだ。

 15時前、ラウンドが終わると4人は同伴の男性がハンドルを握る車で池袋へ。本格派の中華料理店に入り、19時には同じ車で店を出た。そして都心に向かい、あるマンションの近くで社長と女性だけが降りて中へ入る。そのまま日付が変わるまで女性が出てくることはなかったが、このマンション、ウエルシアHD本社のすぐ近く。自宅が会社から遠方にある松本社長のため、ウエルシアが賃料の一部を負担していた“社宅”である」(デイリー新潮4月17日より)

 彼女は首都圏にある健康食品の製造販売会社に勤務していて、そこの社は「ウエルシア」にも商品を収めている。

 3月30日は、房総の海浜公園へ行った。

「その道中の様子はまるで付き合い始めのカップルのようで、女性は社長と腕を組んだり、後ろからハグをしたり、靴ひもを結んであげたり。(中略)農園を出たベンツは一路、犬吠埼へと向かい、展望台下のカフェへ。太平洋の大海原を一望する店で二人の“愛”は最高潮に達したのか、互いのケーキを『ア~ン』と食べあいっこするシーンも」(新潮)

 このシーンがグラビアに載っている。私は、これを撮られたことが、松本社長をして、辞任を決断させたのではないかと思う。

 実に恥ずかしい写真である。醜いというわけではない。60半ばの男が、絶対他人には見せられない表情の写真である。

 これを見せられた松本社長はこういっている。

「すごいですね。何でだろうな。こんな風にならないように気をつけてはいたんだけど。嘘いってもしょうがないですね……」

 松本社長は、彼女を本当に好きなんだろうと思う。その彼女の前でならできた表情を隠し撮りされ、世間に晒される。

 こう決断するのもよくわかる。

「人間、慣れていくと甘くなってしまいますよね。善管注意義務違反ですね。身を退かざるを得ないと思います」

 読んでいて、この松本社長っていいとこあるじゃないかと思ってしまった。辞めなくてもいいじゃん。これを教訓にして、社業に邁進する。そういう選択があったよかったんじゃないかな……。