子を持たない理由も立場も人それぞれ

 年齢や理由を問わず、子どものいない人生が決まった女性が集い、そしてそんな女性たちを応援する「マダネ プロジェクト」。

「マダネ」とは、「人生まだまだこれから!」と、新しい女性を象徴する「neo」をかけ合わせた造語です。女性の人生の選択において、現時点ではマイノリティである“子を持たない生き方”。「マダネ プロジェクト」のような場に参加するだけあって、彼女たちはモヤモヤとした苦しみと隣合わせで、生きづらさを抱え続けている人も多くいるといいます。

「子を持つ、持たないの理由は人それぞれですが、『マダネ プロジェクト』には、既婚や未婚にかかわらず、主に3タイプの持たない理由の方がいらっしゃいます。 1つは子を持つことに明確な意思を持って、妊活などをしてきたわけではないが、年齢を重ねて気づいたら持てなくなってしまったタイプ。 2つ目は、様々な理由から、欲しくないと思って自分の意志で子を持たない選択をした方。 3つ目が参加者の中で最も多い、子を望んで不妊治療などの活動をした結果、持てなかった方です。3番目の方がやはり苦しみは1番抱えている印象です」(くどうさん、以下同)

「子どもを産んでないだけで…苦しいのはなぜ?」40代に多い孤立感
(画像=『女子SPA!』より引用)

『まんが 子どものいない私たちの生き方: おひとりさまでも、結婚してても。』 著・まんが/森下えみこ、著・構成/くどうみやこ(小学館刊)

 この他にも、病気で子を持つことが叶わなくなった方もいるといいます(後述しますが、くどうさんもこのタイプです)。子を持たない人生といっても、独身か既婚か、さらに上記のような理由の違いや交友関係によって、悩みはそれぞれ異なるといいます。