授賞式には、笑い飯の盟友である千鳥がゲストとして登壇。駆け出し時代の笑い飯とのエピソードを披露して会場を盛り上げた。

 笑い飯と千鳥は、ともに吉本興業の養成所であるNSCを通らず、インディーズライブからオーディションで劇場への所属を勝ち取っている。出会ったころは笑い飯の2人はまだ別々のコンビで活動しており、大悟はまだ18歳のピン芸人、ノブは大悟に誘われて上阪する前の時期である。

 笑い飯の2人が、大悟以外に初めてみたお笑い芸人だというノブは「そらおもしろくなるでしょう」とその幸運について語り、大悟も「師匠みたいなもんですね、僕らの」と珍しく素直に笑い飯を称えた。

「最初のころは、夜中に公園の端と端で、千鳥と笑い飯で人がいなくなった公園で漫才をやるんですよ。で、朝方お互いの漫才を見合って、ダメ出しをし合って、劇場のオーディションを受けに行ってた」(大悟)

「僕なんか岡山だったんで、ツッコミというものがなかったんで。最初全然できなかったんですよ。それを笑い飯の2人と大悟で、1日8時間くらい朝までボケ続けるんです。僕1人に一晩中。それで『やめえ!』とか『こっち見ぃ!』とか、そんなシンプルなツッコミができていった」(ノブ)