海斗くんは権力闘争に明け暮れる父親や天堂家の親族たちが大嫌いで、病院と距離を置いていました。そんな父親が医局の何者かに毒を盛られて暗殺され、物語が一気に動き出します。

 その直前、天堂病院には心臓血管外科医の大友(錦戸亮)が赴任してきていました。父親を殺したのは大友かもしれません。何しろ天堂が新しく作るセンターは心臓血管外科の専門施設だったのです。

 また、海斗くんは父親の死の直前、そのセンターに対する父親の本当の想いを知ることになります。それは、ある心臓病の少年との約束でした。その心臓病の少年とは、幼少期の海斗くんなのでした。今ではすっかり元気になった海斗くん、父親の葬式で適当な喪主挨拶をする父親の義理の姉・市子院長(余)にブチ切れて廊下に連れ出されると、何者かに鈍器のようなもので殴られて気を失ってしまいます。

 そんなお話。