◆生きることに必死なまひろ
道長との出来事があり、自分が生きる道を必死に探ろうとしているまひろ。
字が読めなかったせいで子どもが売られてしまう、という場面を見たことで、子どもに文字を教え始める。貧しい子に教えるわけだから、もちろんお金にはならない。しかし、それがまひろのやりがいにつながる。
とは言え、これがまひろの生きる道、とはならないだろう。おそらく、これもまた未来への道となるはずだ。
<文/ふくだりょうこ>
【ふくだりょうこ】
大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ