ーーその比較を生かすためには、最初にする普通のモノマネの方はきちんと寄せてることが大事だと。「もっと似てるモノマネがくるのかと思いきや全然似てないやつきた」という笑いが起きると。
ザコシショウ:大事です。前後のモノマネが全然違っても成立するパッケージなんです。
ーーそれは大発見ですね!
ザコシショウ:ピン芸人ってこういうシステム大発見を1個でもすれば売れるんです。たとえば(レイザーラモン)RGだったらあるある、くっきーだったら絵描き歌みたいな。
ーー一年前のサイゾーインタビューを拝見すると「売れるのは簡単だった」とおっしゃられていましたね。
ザコシショウ:今思えば簡単ですけど、そのためのシステムを発見するまでが大変です。
前も言ったかもしれませんが「ギャグやります」といって誇張モノマネをやるのと、「モノマネやります」といって誇張モノマネをやるのとでは違うんです。ギャグというのは基本的に若い子しかわからないもので、老若男女に伝わるものではないです。でもモノマネは似てる、似てないかの判断になるので、老若男女誰もがわかるんです。「そんなのなる?」「似てないよ」の判断で理解ができるので。
なのでYes!アキトくんとかもったいないんです。ギャグの羅列がダメな理由はここにあると思います。
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