NSC時代は中川家、陣内智則、ケンドーコバヤシなど錚々たる顔ぶれとともに学び、しかしそこから現在に至る過程は、同期たちとは全く異なる茨の道だった。ハリウッドザコシショウ。バラエティで唯一無二の存在感を示しつつ、SMA芸人たちの師匠として多くの若手に檄を飛ばすザコシショウにあらためて聞きたい、ザコシショウの笑いの原点とピン芸人の在り方について。

ーーザコシショウさんはどんな子供時代を過ごされたんでしょうか。

ザコシショウ:小学校1~2年は根暗でした。根暗根暗の大根暗だったので、絵を描いたり、女の子に「髪の毛とかさせてよー」みたいなことをしていたりと、女の子と遊ぶことが多かったです。内気なものですから。それを見た男子生徒が「なんで女ばっかと遊んでるんだ」といじめてくるんです。

 そこで3年のクラス変えの時に、寒いんですけど前に出て調子乗りみたいなことをするようになりました。でもそれも寒くなって、5~6年くらいに(人を)茶化す方に回ったという感じです。