兄や兄嫁のキャサリン妃との確執が書かれているという。2005年に、ハリー王子が、ハロウインか何かのパーティーにナチスの制服を着て出席し、非難を浴びたことについて、「私の人生で大きな過ち」だとしているが、回顧録の中では「コスチュームについて兄とキャサリンに相談したところ、ナチスの衣装を勧められたと明かしている。

 また、父親のチャールズ皇太子から、「私が君の本当の父親かどうか誰にも分からない」といわれたこともあったと明かしている。

 その当時、ダイアナの元恋人のヒューイット少佐が「王子の父親ではないか」との噂が広まっていた時だった。

 また、メーガン妃の気の強さを示すエピソードもある。第3子を産んだばかりのキャサリン妃とウイリアム王子が、自宅にハリー夫妻を招いた時のこと。

 当時はまだ子どものいなかったメーガン妃がキャサリン妃に「赤ちゃん脳」になっているのではと揶揄したという。

 赤ちゃん脳とは、妊娠中や出産直後の女性がホルモンの関係で記憶力などが低下する俗説で、ウイリアム王子が「失礼だ」とメーガンを指さしたところ、彼女は、「私の顔に向けた指をどかして」といい返したという。