私は、Netflixの『ハリー&メーガン』の1~6エピソードまでを見て、こう思った。
「ヘンリー王子は、メーガンと一緒になってなければ、王室を離脱することはなかっただろう」と。
メーガン妃は、美しく、意識も高い女性である。父親は白人だが、母親はアフリカ系の黒人。
英国にはかつて多くの植民地があり、そこには多くの黒人が奴隷としていた。そうした現状を受け入れて英国王室は長年続いてきたのである。
ハリー王子がいっているように、王室の中には根強く黒人に対する偏見があったのだろう。
それを、ハリー王子がメーガン妃と結婚することで、王室の中の偏見が正され、新しい英国王室ができるかもしれない。
英国に住む黒人たちは、そう思い、2人の結婚を祝福した。しかし、ハリー王子は、王室の人間が人種差別的な発言をしたと、何度もいったり書いたりしてきた。
メーガン妃の“激しさ”もあり、2人のほうが皇室を出て行くことになってしまったのである。
メーガン妃としては、元妃という称号を手に入れ、自由に暮らせる人生は願ってもないものだろうが、ハリー王子にとっては、カネに不自由はないだろうが、王室を追い出されてしまったという負い目は、これからも続くのではないか。
それがあるとき爆発して、2人が不仲になるということもあり得る。
Netflixを見ていてそう感じたのだが、2人はこれからどうなるのだろう。