ポストから1本。大阿闍梨というのは地球1周と同じ約4万kmを7年かけて徒歩で巡拝する「千日回峰行」を満行した僧侶のことで、1000年以上続く歴史の中で、50人しかいないという。

 そんな偉い人だが、まだ47歳。千日回峰を満行したのは、まだ34歳のときだそうだ。

 そんな大阿闍梨に、ポストはサラリーマンの「定年後」の生き方を聞いているが、変わったことをいっているわけではない。

 健康を保つために運動しなさい。妻と一日中顔を突き合わせるのだから、掃除などの家事を手伝いなさい。

 とまあこんなことだが、最後の、死についての言葉が胸に刺さった。