さて、浅草に『伝法院通り』というのがある。ここには土産物屋が30軒ほど並ぶ浅草には欠かせない通りである。
だが、台東区から突然、不法占拠で立ち退きを迫られているというのだ。区は商店主たちを相手取って、立ち退きと占用料を払えという訴訟を東京地裁に起こした。
そこに現れたのが、“正義の味方”、“無罪請負人”といわれる弘中惇一郎弁護士。商店主たちの側に立ち、弁護を始めるという。
新潮によれば、弘中がよく行く老舗蕎麦屋「十和田」の店主が、店によく顔を出す弘中に頼んだというのだ。
弘中の見立てでは、「伝法院通りが区の土地だとしても、すでに浅草の一角を成す観光地として長い歴史をもっていますし、それを前提にして行政の側も商店も協力関係を築いてきた過去がある」から、勝てる見通しはあるようだ。
私は浅草が好きだ。今回は弘中を応援したいと思っている。