4chanを問題視したニューヨーク州の報告書
ニューヨーク州は昨年10月18日、同年5月14日に同州北部バッファローのスーパーマーケットで起きた銃乱射事件に「インターネットの影響があった」とする報告書を発表した。
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10人の黒人が射殺された事件は憎悪犯罪(ヘイトクライム)とされ、報告書ではネット掲示板「4chan」が白人の被告のペイトン・ジェンドロン(19歳)=殺人罪などで起訴=の白人至上主義、人種差別的な主張を強めたと指摘。サイト運営会社の民事責任を追及する法改正を求めたからだ。「4chan」は日本の「2ちゃんねる」の英語版として西村博之こと「ひろゆき」によって2003年10月からサービスを開始した。2ちゃんねる同様、当初は個人情報を入力せずに書き込めたのが特徴で、「ひろゆき」本人が自著『1%の努力』(ダイヤモンド社)で述べているように「みんなが匿名でダラダラ書き込むようなサービス」で、「トラブルが起こりやすい」ことは本人も認めている。