「11月下旬に今年の出演者が発表されましたが、ウーマンラッシュアワーの名前はありませんでした。ウーマンは全体で10組ほどしかいない、全大会に出演してきたコンビ。コンテスト形式だった2013年には優勝もしましたが、村本大輔が政治的な発言をするようになってテレビへの露出がどんどん減り、2020年以降は『THE MANZAI』が1年で唯一の地上波出演の機会になっていました。

 ウーマンはもともと普通の漫才をやるコンビでしたが、2017年頃から原発、沖縄の基地問題などを扱うようになり、『THE MANZAI』でも政治を鋭く批判するネタを披露。村本が早口でまくし立てるスタイルは、漫才というより演説のようでもあり、毎年のように物議を醸してきました。

 賛否はありましたが、今年の出演者から漏れたということは、制作側は“いらない”と判断したということ。新陳代謝を促すという面もあったでしょうが、地上波で扱うのが難しかったのは事実でしょう」(テレビ関係者)

 欧米ではコメディアンの政治批判は常識だが、日本ではタブー視されているのが現実。これまでは日本で戦ってきた村本だが、すぐにでもアメリカに渡る準備は出来ている。

「村本はかねてよりアメリカ進出が夢だと語っており、アメリカ留学も経験。現地でスタンダップコメディに挑戦すると宣言していますが、コロナ禍で渡航が遅れ、現在もビザ待ちの状態が続いていて、もっぱら国内をライブ行脚しています。