4.『コロナ危機の社会学 感染したのはウイルスか、不安か』
コロナ禍以降、日本国内では政府の対応に多くの批判が投げかけられてきました。総理大臣会見が遅かったり給付金の措置を巡って二転三転したりするなど実際に2020年に入ってから内閣支持率は下がり同年5月には不支持が支持を逆転する状況に陥っています。
しかし本当に政府の対応は遅かったのでしょうか?現実の対応と政権に対するイメージはどのくらい異なるのでしょうか?社会学者の西田亮介による『コロナ危機の社会学』では、新型コロナウイルス感染症発生から約半年間の日本国内での状況をじつに細かく分析し現実とイメージの乖離を指摘します。
そのうえでコロナ禍においてウイルスの感染に対する不安が人々の間にあるだけではなく、「不安自体もまるでウイルスのように人々の間で感染している」という社会状況の問題点について考察。ウイルスの感染予防も必要ですが不安のマネジメントもこれからの時代には必要になってくるのではないでしょうか。
【基本情報】
著者:西田亮介
出版:朝日新聞出版
価格:単行本1,650円(税込)/電子書籍1,188円(税込)
さまざまな“コロナ禍の見方”を身につけよう!
「コロナ禍をどう切り抜ければよいのか」についての正解はまだ誰も見つけ出せていません。しかしコロナ禍は医学的な感染症予防だけでなく管理社会の強化に対する憂慮や不安のマネジメントなどさまざまな“物の見方”も必要になるのではないでしょうか。哲学者や社会学者の専門的知見を知り、多様な視点を身につけることで
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