さて、子会社ダイハツをはじめグループ三社による不正が発覚しても、豊田章男トヨタ会長の報酬は莫大だという。昨年度の役員報酬はグローバル水準に合わせたことで、約46 %増の約9・9億円。創業家とはいえ持ち株比率は約0.18%にとどまるが、時価総額が50兆円台に乗ったため、単純計算で推定資産は約900億円にも及ぶそうである。

 だがこのところ、副社長を廃止したり、社長の下に同格の執行役員が21人並ぶ人事に踏み切ったりと、何かと不可解なことが多いというのである。

 不可解人事はそれだけではないようだ。トヨタ社内では今、ある疑念が渦巻いているという。グループ会社の取締役はこう明かす。

「実は、章男氏は社外から元レースクインや元コンパニオンを立て続けに登用し、重用してきた。謎めいた点も多く、愛人説すら飛び交っているのです」

 67歳の大社長に艶聞? 豊田章男は自らドライバーとして活動し、2007年に社内レーシングチーム「TeamGAZOO」を立ち上げ、愛知万博のマスコットにちなんだ「モリゾウ」という名でレースにも出場している。

 そんな「モリゾウ」とレースクイーンとして接点を持っていたのが、GAZOOを支援する「GAZOO Lady」の一員で、当時30歳前後だったA子だったという。

「GAZOO」のホームページにもたびたび登場し、彼女が2013年1月、和服姿の写真をSNSに投稿すると、〈豊田章男〉名義のアカウントが〈着物いいね。東京オートサロンよろしくお願いします〉とコメントするなど、社長との親密な様子が見て取れたという。

「ただ、単にドライバーとレースクイーンという関係ではありません。トヨタは彼女の会社に仕事を発注していました」(現役社員)

 その会社はデザイン関連会社だったそうだ。ところが彼女は2017年4月、40歳の若さで亡くなってしまったという。

 章男も当時、大きなショックを受けたという。

 その彼女の急死から約半年後の2017年10月ごろ、入れ替わるように豊田章男と接点を持ち始めた女性がいるそうだ。それは元コンパニオンのB子さんだという。