「俺はまだ辞めねぇよ」
麻生が目標にしているのは、祖父・吉田茂が引退した85歳だという。あと2年、その年齢になるまでは国会議員をやめない“覚悟”のようである。
しかし、そんな麻生に「退場勧告」をしている人物がいるというのだ。それは妻の千賀子。
彼女は麻生より10歳下の73歳。父は鈴木善幸元首相、弟は鈴木俊一財務相という華麗なる一族を形成する一人。料理や園芸が趣味で、麻生グループの複数の企業で取締役を務めていると麻生家の知人がいっている。
その妻は、いっこうに議員を辞めようとしない夫にこう伝えてきたそうだ。
「早く長男に譲ったら」
そうした直言が夫婦の間に溝を生じさせたのか、最近妻は、渋谷区の40億円屋敷から距離のある場所で目撃される機会が多いという。
天下無敵のような男にも弱味があったということか。もはや「老害」を超え、「妖怪」のようになってきた麻生は、晩年をこれ以上汚さないためにもこのへんでお引き取りいただこうではないか。