公私混同する職場のケース~人間関係
職場というのは、ただ仕事をするだけでいいというわけではなく、
人間関係もやはり必要不可欠ですよね。
ここで、どこまでを公私混同とするかが、微妙な問題になってきます。
確かに、公私混同が「仕事と全く関係のない事を持ち出す」という意味からすれば、
極端に言えば、私語は一切ダメ、仕事で誰かと仲良くするのはダメ…
ということになってしまいます。
これでは、豊かな人間関係を築き上げることはできなくなるでしょう。
例えば、誰かが結婚したり出産した時に、
有志または個人でお祝いのプレゼントをあげようという時。
これも禁止?なんて社内ルールにされたりしたら…つまらない職場と化しますよね。
または、職場恋愛も最もいい例でしょう。
基本的には、恋愛に限らず、誰と仲良くしようと人の自由ですよね。
ただ、私情が絡んでくると…大人の対応が試されてくることは覚悟すべきでしょう。
公私混同する職場のケース~プライベート
ひと昔前までは、企業のイベントの一環?として、社内旅行や飲み会が盛んでしたね。
今の時代、勤務外の時間を使うという意味で、強制参加をさせようものなら、
労働基準法違反や残業代の支払い義務が発生するという、
逆に企業側が強気に出れない状況があります。
これもある意味、参加する従業員にとって、
公私混同的なものを感じるから、だんだんそうなっていったのでしょう。
とはいえ、職場の空気から、本当は参加したくないのに参加せざるを得ない…
という悩みを持つ人も、多くいるようです。
最も、本人が人間関係に影響が出ようと気にしなければ、
参加しないという選択をすればいいだけなのかもしれませんが…。
ただ、飲み会というのは、公私混同というよりも、
職場の人とのコミュニケーションを図る意味で、有意義な機会にはなり得ます。
もしかしたら、いつも接点がない人ともお話したり、
人間関係が好転することもあるかもしれませんよ。
公私混同する企業
中小企業や零細企業の場合、公私混同するケースが多くあるようです。
特にオーナー企業や創業者であれば、ほとんどの場合が当てはまるでしょう。
例えば、経費の使い方として、プライベートが絡んでいる場合。
よく、税金対策として、社長が車を購入するケースもありますよね。
また、もっと私的なことでいえば、飲食代などに経費を使うことも…。
その企業であくせくと働く社員からすると、文句を言う人も出てくるでしょう。
でも冷静に考えると、社長からすれば、自分の会社の経費の使い方は、
法に違反してなければ自由です。
また、社長の営業力+カリスマ性ありきで会社が経営できている場合、
社員はあまり文句もいえなくなってくるものかも?
逆に、社員の営業力や能力に頼っている企業の場合だと…
経費の使い方を見て、いい気持ちはしませんよね。
公私混同の意味も、社長のあり方がどうなのかで、見方が変わるのでしょう。