◆『VIVANT』プロデューサーが原作企画を担当したドラマも

 また、23年4月期にTBSドラマストリームで放映された『私がヒモを飼うなんて』はTBSテレビとマンガ配信アプリ「マンガボックス」の共同制作により誕生したドラマです。このドラマはまず映像化を見越して漫画が連載され、その後ドラマが制作・放映されました。漫画原作は主に脚本家として活動する本山久美子氏が、企画はドラマ『VIVANT』(TBS系)のプロデューサー飯田和孝氏が担当しています。

画像:TBSテレビ『私がヒモを飼うなんて』公式サイトより
画像:TBSテレビ『私がヒモを飼うなんて』公式サイトより
 ほか、脚本家・ドラマ制作会社が出版社と共同でIP開発をし、映像化を前提としたマンガ企画を立ち上げるという話も昨今多く耳にしています。局と距離の近い脚本家が、自身が原作に携わった小説やマンガ原作の企画書を自ら書き、制作会社や局に持ち込み、成立したケースもあると聞きます。