ワーママの毎日は常にバタバタ!
仕事中はもちろん、帰宅後は夕食・お風呂・寝かしつけなどに追われ、座る暇がありませんよね。もっと子どもに優しくしたいのに、いつもイライラしている自分に嫌気がさす人もいるでしょう。
「もうしんどい!」、「限界!」そんなワーママ達の心の叫びが聞こえてきます。
その辛さを少しでも和らげるべく、今回は「ワーママのしんどさを解消する方法」に大注目!
6人のワーママに話を聞き、疲れを和らげるリラックス法や家事育児の工夫をまとめました。
ママの元気は家族の幸せ!そのしんどさは今すぐ解消し、明日へのパワーを養いましょう。
1.仕事と家事・育児の両立は難しい?
仕事と家事育児の両立がうまくいかない!
「私の要領が悪いの・・・?」と悩んでいる人もいるかもしれませんが、そう感じるのは、あなただけではありません。
厚生労働省の「仕事と育児の両立支援に係る総合的研究会報告書」(平成30年3月30日)によると、末子妊娠・出産を機に退職した女性のうち、「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさでやめた。」という人が、正社員では22.5%、非正社員では13.5%にのぼることが分かっています。
(図1:末子妊娠・出産を機に退職した女性の主な理由【正社員】|厚生労働省「仕事と育児の両立支援に係る総合的研究会報告書」(平成30年3月30日)をもとに独自作成)
しかも、正社員の女性に限ってみてみると、
- 家事育児に専念するため、自発的にやめた:30.3%
- 仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさでやめた:22.5%
という結果となり、半数以上の人が「仕事と家事育児の両立」がネックで退職していることが分かります。
多くのワーママが、「仕事と家事育児の両立が困難」と感じる理由は何なのでしょうか?リアルな体験談を、次でみていきましょう。
2.【ワーママの実録】働くのがしんどい理由
ワーママの働きにくさの原因を探るべく、6人のワーママさんにお話を伺いました。
(1)子どもがいると思うように働けない(35歳・メーカー勤務・1歳の女の子ママ)
両親、義理両親共に遠方に住んでいるため、家事育児は夫婦で協力しあっています。
でも、どうしても計画通りにいかないことってあるんです・・・。その最たるものが、「子どもの体調」!
保活に成功して何とか保育園に入れたものの、入園直後から「呼び出し地獄」のオンパレード。出社した1時間後に、呼び出しの電話が鳴ったこともあります。
「呼び出しが大変だよー。」と噂には聞いていましたが、娘は1歳までほとんど体調を崩したことがなかったため、完全に油断していました。
しかも、1度体調を崩すと数日は回復しないので、最近は会社を早退するばかりか休みも多くなっています。病児保育も利用しましたが、子ども同士で二次感染のような状態になり、かえって体調が悪化。それ以来利用をやめました。
幸い会社は理解を示してくれますが、私の業務は滞りがちに。娘が寝た深夜にパソコンを開く日々が続いており、疲れ切ってしまいました。
(2)体力がもたない(40歳・金融系・3歳・6歳の男のママ)
金融業界でフルタイムで働いています。
子どもにイレギュラーなことが起きても、両親のサポートがあるので安心して働けています。子育て環境に恵まれている方だという自覚もあります。
それでも、男子2人育児は体力がもちません!
仕事の疲れに目を向けないふりをして、週末は子ども達と外!外!外!炎天下の中、「家族サービスをしなきゃ・・・。」と必死に頑張っていた結果、ある時倒れてしまったんです。
両親や夫、そして子どもにも心配をかけてしまい、「頑張り過ぎは逆効果」と悟りました。
(3)全てが中途半端で辛い(38歳・医療関係・9歳の男の子ママ)
私は医師として働いているのですが、他のママ友の「完璧な育児」を目の当たりにしてへこみました。
うちの息子は中学受験をする予定で塾に通っているのですが、成績が良い子のママが専業主婦で、そのサポートがすごいんです!
テキストには手書きのインデックスが貼られていて、間違った問題は全てノートに貼り付け何度もチャレンジ。勉強する時は基本的に側で見守り、何が苦手でどう勉強させればいいか、分析していると言うのです。
一方私と言えば、帰宅後は夕食を作るので精一杯。それも手の込んだものではなく、惣菜なども多用しています。塾の宿題はしているようですが、何が苦手かなんて全く把握できていません。
おまけに、仕事も当直は免除、重症患者も割り振られないよう配慮してもらっており、「子育ても仕事も全てが中途半端じゃん!」と、自暴自棄になってしまう日もあります。
(4)子どもを犠牲にしている気がして仕事に意義を見いだせない(43歳・福祉関係・中1の女の子、小4の男の子ママ)
介護職員として、夜勤などもこなしながらワーママを頑張っています!
仕事はとてもやりがいがありますが、ふと「子ども達を犠牲にしているんじゃないか?」と不安になる時があります。
夜勤の時には中1の娘が母親代わりになり、弟の食事を温めたり、宿題をみてあげたりしてくれます。夜勤明けに帰宅すると、洗濯物が綺麗に畳まれており、お風呂掃除まで完璧なんです。
「本当はもっと遊びたいんじゃないか?」、「私が子どもの時間を奪っているのでは?」
そう考え始めると、「今の仕事をやめて、在宅でできる仕事を探した方がいいのかな・・・。」、「いっそのこと専業主婦になった方が、金銭的に苦しくても子ども達は幸せなのでは?」と、仕事に意義が見出せなくなってしまいます。
(5)スケジュールが常にパンパン!(33歳・教育関係・4歳の女の子ママ)
小学校の教員として働いているのですが、夫は昨年から単身赴任!ワンオペワーママなので、毎日分単位でスケジュールがパンパンです。
平日は17時30分頃まで学校。その後保育園にお迎えにいき、夕食・入浴・絵本の読み聞かせ・歯磨きをして、20時30分には寝かしつけます。
その後はゆっくり趣味の時間!といきたいところなのですが、やり残した仕事を家ですることもしばしば・・・。洗濯や夕食の作り置きなどもしていたら、あっという間に12時を過ぎてしまいます。
そして週末には、平日は絶対に行けない子どもの習い事が入ります。スイミングとピアノに同行すると、もう夕方です。何の予定もなくゆっくり過ごせる日が滅多になく、気が付くと「あぁ、疲れた。」とつぶやく日々。
私は自分だけの時間が一切なにのに、赴任先から帰るとボーッとテレビを見ている旦那に腹が立ちます!
(6)職場の理解が乏しい(30歳・建築関係・2歳の男の子ママ)
今や令和の時代なのに、私の職場は子育てへの理解が乏しく困っています。
ある日、息子の発熱で保育園から呼び出しがあり、同じプロジェクトの上司に早退する旨を報告しました。クライアントとの打合せを3日後に控えていたため、当然、それには何があっても間に合うように調整するつもりでした。
しかし、上司は仕事を振られると思ったのか?あからさまに不機嫌に。大人げない態度を取られ、悔しい思いをしました。