◆相手の中身は変えられない、でも行動は変えられる!
かつては「男は仕事、女は家事」といった性別役割分業の意識は、女性の中にも根強く存在していました。しかし、夫婦の7割が共働きとなった今では、たとえ昭和生まれでもジェンダー観を柔軟にアップデートしながら、仕事と家事・子育てを両立させている人も少なくありません。
「ここから先、夫の意識が変わるのかは疑問ですね。これから年の差婚をする人には『相手の価値観は根本的には変わらないと思ったほうがいい』と声を大にして言いたいですね」と麻衣さん。
とはいえ絶望ばかりしているわけではありません。
「家事の分担などルール作りをすることで、行動は変えられると思うんです。わが家も相手の価値観までは変えられなくても、話し合いでなんとか乗り越えていきたいですね」
それまで育ってきた環境も考え方も違うふたりが生活を共にする結婚生活では、どうしても考え方の違いは避けられないもの。
さらに年齢も大きく違う「年の差婚」では、そうした違いを前にしたときに「話し合えるかどうか」が、パートナーシップを続けていく上で重要になってくるのかもしれません。
<文/アケミン>
【アケミン】
週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu