■ウエストランド井口、2冠なるか
一昨年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝したウエストランドの井口浩之が芸歴制限撤廃を受けてエントリー。当の『M-1』で「R-1には夢がない」と言い放った因縁もあって、注目を集めている。井口は以前から『R-1』に参戦しており、20年には復活ステージで惜しくも大谷健太に敗れたが、ファイナルに肉薄している。
過去に『M-1』と『R-1』の2冠を制しているのは、霜降り明星・粗品とマヂカルラブリー・野田クリスタルというカリスマ性あふれる2名のみ。「M-1王者なのにネタに定評がない」と自嘲する井口だが、2冠を達成すればさすがに定評を得られるに違いない。
■中山功太がツータイムスチャンピオンに
09年に優勝している中山功太が、一度は2回戦で敗退するも追加合格で生き残った。今回、5回目の決勝を目指す中山功太だが、過去に『R-1』で複数回優勝しているのは、07・08年に連覇したなだぎ武のみ。15年ぶりの戴冠なるか。
■決勝最多出場記録がかかる2人のベテラン
『R-1』の決勝進出回数の歴代記録は、あべこうじ、友近、ヒューマン中村、マツモトクラブの6回。この4人のうち、ヒューマン中村とマツモトクラブが今年の準々決勝に残っている。ともに芸歴制限にひっかかるまで『R-1』に出場し続けていただけに、同大会に対する熱意も強いはずだ。7回目の決勝進出を決めれば、過去最多の記録を更新することになる。
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