マユリカ以上の「キモダチ」である鬼としみちゃむを「ホントにう〇ちしてまーす」のスタミナパンが接戦で破ると、みちおが死ぬんじゃないかというほどのハイテンション&ハイスピードな新作を披露したトム・ブラウンがそれを下し、会場は荒れに荒れていたのだ。ちょっとこの後は誰もやりたくないよな、そういう空気である。
そこに登場したエバースは、特に見た目に個性があるわけではない。スタンダードなしゃべくり漫才で、大いに場を整えてみせた。結果、次に出てくるナイチンゲールダンスに敗れることになるのだが、ナイチンやその後のオズワルドがちゃんとウケたのはエバースのおかげであることは、本人たちも認めざるを得ないところだろう。そう思わせるだけのエバースの出来だった。
大会後、エバースには絶賛の声が数多く寄せられることになる。
テレビプロデューサーの佐久間宣行氏は『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)で「敗者復活のエバース、見た? エバースの『ケンタウロス』って漫才、めちゃくちゃ面白い。びっくりしました。彼らは去年の令和ロマンみたいな感じですよね」と、昨年の敗者復活戦でオズワルドを追い詰めた令和ロマンを引き合いに出して絶賛。
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