HEROZ(ヒーローズ)<4382> 

直近で大きな話題となったHEROZ(ヒーローズ) <4382> はAIを活用したサービスを開発・運営しており、主力はAI将棋アプリの「将棋ウォーズ」です。

2018年4月20日にマザーズに上場しましたが、当日は買いが殺到して値段がつかず、上場3日目の24日に初値をつけました。

公募価格4500円に対して初値が4万9000円と、上昇率は988.8%。倍率は約10倍以上です。

マネーフォワード <3994> 

2017年9月に上場した家計簿アプリのマネーフォワード <3994> は、国内フィンテック企業の代表格として注目されています。公開価格は1550円で、初値は93.5%上回る3000円でした。

ウォンテッドリー <3991> 

同じく9月には、求人情報サービスや名刺管理アプリのビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー <3991> が上場しました。こちらも公開価格1000円に対して5010円と約5倍。

UUUM(ウーム)<3990> 

UUUMはYouTuberを中心とするクリエイターのマネジメントや動画配信・ゲーム配信を手掛ける会社です。

2017年8月に上場したUUUM(ウーム) <3990> も、公開価格2050円の約3.3倍となる6700円の初値をつけました。

いずれも初値が公募価格を大きく上回る結果となっており、IPOに当選して初値で売却した投資家は、大きな利益を手にしました。

もちろん、IPOでは初値が公募価格を下回る銘柄もあります。ただ、メルカリの注目度の高さや知名度、認知度からして、同社のIPOには大きく期待が持てそうです。

10年前に上場した「スタートトゥデイ」はどうだった?

(写真=ChristianChan/Shutterstock.com)

メルカリがマザーズに上場した後のことも気になりますよね。

参考までに、メルカリと同じように流通業界の革命児と称されるスタートトゥデイ <3092> の上場と、その後を見てみましょう。

スタートトゥデイはファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する会社です。同社は2007年12月に東証マザーズに上場。公開価格17万円に対して、初値は1.6倍となる27万2000円となりました。

2012年2月には東証一部に市場を変更。2017年8月には時価総額が1兆円を突破しています。

新規上場時の公開時価総額は199億円ですから、上場から10年弱で時価総額が約50倍となる超成長企業となったというわけです。