新たな結婚式のあり方を支えるサービス3選

コロナ禍にともない音楽イベントなどもライブ配信が増えてきているなか、結婚式でもオンライン中継が広がりつつあります。ソーシャルディスタンスに配慮できることだけでなく、遠方に住む人や高齢者でも気軽に“参列”できるのがうれしい試みと言えるでしょう。

結婚式のオンライン参列でも趣向を凝らしたさまざまなサービスが増加しています。ここでは3つのサービスを紹介します。

  1. 会場で振る舞われる料理の宅配サービス
  2. オンライン空間で挙式
  3. 非接触の受付で結婚式にチェックイン

1.会場で振る舞われる料理の宅配サービス

「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」では、オンライン参列でも新郎新婦とハッピーな時間を共有するために、なんと当日会場で振る舞われる料理の宅配サービスをスタートさせました。

(横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズが自宅まで届けてくれる御祝い御膳「TSUNAGU御膳」)

【シェラトン オンライン ウェディング専用 お料理宅配サービス概要】
予約期間:配送日の3週間前まで
料理:2種類(フランス料理)
金額:
1.「TSUNAGU御膳」1名1万3,000円(税金・サービス料別、郵送料込)
2.「TSUNAGU Deli」1名1万3,000円(税金・サービス料別、郵送料込)
配送エリア:TSUNAGU御膳のみ、一部地域限定配送

すべての料理が真空包装で冷凍されているのに加えて、総料理長が自ら案内する調理手順や盛り付け例を添えた“おもてなしレシピ”も同封されるそうです。“もっとつながる結婚式”というコンセプトへの本気度の高さを感じさせます。

2.オンライン空間で挙式

(株式会社ユミカツラインターナショナルで「あつ森」内で着用できるタキシードやドレスを無料で配布)

趣向の変わったオンライン結婚式としては、Nintendo Switchの大ヒットゲーム『あつまれ どうぶつの森』のオンライン空間上で挙式するのが流行しています。2020年6月から株式会社ユミカツラインターナショナルは、結婚式の開催が難しくなってしまったカップルたちのために、ゲーム内で着用できるウェディングドレスやカラードレスのデザインを無料配布。

いまや“あつ森結婚式”は、ちょっとしたお遊びではなくリアルな結婚式に負けず劣らずの思い出の場として機能しているのかもしれません。

3.非接触の受付で結婚式にチェックイン

(デジタルバード株式会社によるオンライン受付システムのイメージ図)

テクノロジーの力によって結婚式を安全に開催する方法があります。結婚式支援システムを提供するデジタルバード株式会社は、結婚式の受付を設置しないで済むためのオンラインサービスを2020年8月にリリースしました。

こちらのサービスを利用すればゲストは当日、事前に配布されたチケットのQRコードを読み込むか半券を置くだけで受付が終わります。

受付で発生しがちな混雑を避ける意味では、有効な施策ですね。同社では、オンライン受付に加えてオンライン祝儀やオンライン招待状というシステムも用意しています。

“結婚式”が転換する時期

他にも婚礼衣装用のマスクが開発されるなどコロナ禍における結婚式をめぐっては、さまざまなサービスや商品が次々と誕生しています。今まさに、古くから続いたスタイルの “結婚式”から、新たな形へと転換する時期なのかもしれません。

ブライダル業界に直接関わりがなくても、新しい結婚式のあり方や動きを知れば新たなビジネスのアイデアが浮かぶかもしれませんね!

提供・UpU

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