コロナ禍の影響で大勢が集まるイベントの開催が困難になっています。そうした状況の中で大打撃を受けているのが“ブライダル業界”です。「予定していた結婚式が中止になった」「恋人と籍を入れるが式をどうしようか悩んでいる」といった話を聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。2020年はブライダル業界が変革の時を迎えています。だからこそいろいろなサービスが誕生して面白い状況だと言えるのかも!?今回はコロナ禍の結婚式事情や動向について解説します。

「披露宴ありきの結婚式がしたい」気持ちは変わらず

(画像提供=elitravo/stock.adobe.com)

ウェディングプランナーとWeb上でつながるチャットプラットフォーム「PLACOLE WEDDING」を運営する冒険社プラコレは、月間平均2,000組が利用するウェディング診断の結果を集計した「コロナ前後の結婚式事情」を発表しました。

発表によるとコロナ前は、国内で披露宴ありの結婚式を行う新郎新婦が59.4%だったのに対しコロナ禍後は56.63%でした。約3%減少とそれほど変化はありませんが、1.5次会や2次会を希望するカップルは大幅に減少。また40名以下で結婚式を行うカップルが約6.84%増加しています。

どうやら「披露宴ありきの結婚式がしたい」という希望自体は変わらないものの、結婚式の規模は縮小傾向です。また「ウェディングドレスだけでも着用したい」「ドレス姿を祖父母や両親に見せたい」という人も増えています。

いわゆるフォトウェディングを検討するカップルがなんと3倍にまで増加。さらに結婚式費用はコロナ前後で大きな変化はなく、新婦たちからは以下のような声が寄せられました。

  • 人数は少なくて構わないので、おもてなしのできる式にしたい
  • 親や友達親戚にお礼を伝えられる式がいい
  • お料理やおもてなしは大事にしたい

開催時間は短く来客も減らして規模を縮小させる分「こだわりを詰め込む」というのがこれからの結婚式のあり方なのかもしれません。

提唱される“マイクロウェディング”

(結婚式プロデュースサービス「スマ婚」ではオンラインで結婚式に参加できる)

ライフデザイン事業などを手がける企業メイションは、“マイクロウェディング”を提唱しています。マイクロウェディングとは「移動距離を最小にして上質な時間・空間・体験を味わう『マイクロツーリズム』のように参列者を最小にして大切な人と上質な時間・空間・体験を味わう新しい結婚式のあり方」のことです。

そのコンセプトを踏まえたうえで同社が運営する結婚式プロデュースサービス「スマ婚」では、主に以下のポイントをアピールしています。

  • ドレス着放題+写真撮り放題の前撮り
    従来の結婚式では実現が難しかった、「あれも着たい」「これも着たい」というニーズを満たすことができます。

  • あこがれの会場を手配
    ホテル雅叙園東京や名古屋東急ホテル、ヒルトン大阪など少人数だからこそハイクオリティな挙式会場を選択できます。

  • 参加は最小限でゲストはライブ配信で無限
    現地の参列者は、新郎新婦と親族までと最小単位に特化。ライブ配信機能を使って、オンラインゲストは無限で大切な日を共有することができます。やはり「規模は縮小する分、こだわりを満たす」という方針が感じられますね。

【スマ結婚 プラン概要】

●基本パッケージ
・チャペルでの結婚式(衣装・着付け・ブーケ・メイク等含)
・ドレス着放題+写真撮り放題の前撮り
・Instagramライブ配信

人数 価格(税別)
2名様 33万7,500円~
10名様 57万7,500円~(会食費用込)
20名様 75万2,500円~(会食費用込)