和牛。
表向きはゾフィーと同じような理由だった。「水田信二の遅刻、漫才への取り組み方の違い」。解散発表直後の『和牛のモーモーラジオ』(文化放送)では、川西賢志郎が、漫才師にとって一番大切なものは「漫才が好きかどうかという気持ち」だと語った。それが、今の水田には足りないという意味だった。そして「漫才は水田と向き合ったから、もうやらない」と言う。「1年くらい休んでもいい」と。水田はこの日、数えるほどしか口を開かなかった。
和牛の解散発表は来春の予定だった。週刊誌の取材が入ったことで強引に日程が早められた中で、じゅうぶんな説明が用意できなかった側面もあるだろう。ファンや芸人仲間の思いは、どこか宙ぶらりんのままになっている。
一方、K-PROのバトルライブで2連覇するなど勢いに乗り始めたところで解散を選んだ竹内ズのケースは、異例中の異例だった。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)での「ホントドッキリ」に仕掛け人として出演し、鬼越トマホークを相手に「解散するぞ」と思わせて「『水ダウ』でした」とネタバラシし、鬼越の2人が「ドッキリか、解散しないのか」と安心したところで「ホントに解散します」と宣言するという、実に入り組んだ構成。
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