ゾフィーでの活動に対する2人の意識の乖離を視聴者が理解できるまで丹念に説明し、まるで「自分たちの解散の意味を理解し、納得しろ」と迫るような番組構成だった。
そこまでやる必要があるのか、と思った。番組の最後に、上田航平がその意図を語る。
「『解散』っていう言葉だけで、みんな寄ってきて『やめろ』って言うんだけど、もしかしたら僕らみたいな、方向性が違うのに無理やり同じ場で活動させられてる人もいるかもしれないと考えたときに、これ(解散の理由)は言ったほうがいいなと思って、この機会をもらった」
それが、上田がこの企画を受けた理由だった。「解散という選択肢も、前向きではある」と、ゾフィーほどのコンビが身をもって語ることで「誰かがハッピーになれるかもしれない」というのが、上田の真意だった。上田はゾフィーを解散し、今はコント作家としてコントを書きまくっている。
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