お笑いコンビの解散は、やはり寂しいものである。毎年のことだが、2023年も多くのコンビが解散という結論を選んで離れ離れになっていった。私たちファンにできることといえば、その先行きを見守ることだけである。
売れているから残念だとか、有名だからもったいないとか、そういうのはこちらの勝手な感傷であって、本人たちの人生の決断に大きいも小さいもない。ひとりひとり、その個人の芸人人生であって、そもそも個人の人生である。続けていれば幸せなわけではないし、解散したから不幸なわけでもない。
そういうことを考えさせられたのが、9月のゾフィーの解散発表と、それに続く『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(ABEMA)での解散報告回だった。
とことん異例の番組だった。2人が顔をそろえて、芸人仲間とカメラを前に解散を宣言する。その理由は「サイトウナオキの酒と女遊びだ」と明言し、当のサイトウにもその場で釈明させる。
【こちらの記事も読まれています】