◆去年までと打って変わった競技漫才時代の幕開け
――令和ロマンの優勝によって、来年からのM-1グランプリはどう変わると思いますか?
<苦労人ブームや地下芸人ブームが続いた去年までとは、打って変わった競技漫才時代の幕開けです。2023年のトップ2である令和ロマンとヤーレンズの手法を真似する若手はすごく増えると思いますよ。ボケ数を増やすことは、物理的には可能ですからね。
令和ロマンもヤーレンズも競技的な研究はしているものの「自身が面白いと思ってやっている」ことは伝わってきます。でも、競技漫才的にネタをやるって、決して楽しいことだけじゃないんですよ。機械的になってしまう人は一定数出てくるでしょうね>
――競技漫才化や賞レースには中川家・剛さんらベテラン芸人さんはじめ、賛否があるようですがいかがでしょうか?
<目の前のお客さんのための漫才であって欲しいとは願っています。漫才=M-1ではないですし、M-1以外にも漫才ができる場所はたくさんあることを理解して欲しいです>
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