マタニティパジャマは、産後に必要なアイテムの一つ。産後当日から使うので、妊娠中の体調が良い時に準備しておきましょう。マタニティパジャマは自分の使いやすさで選ぶのはもちろん、その他にも注意しておきたい事があります。しっかり確認してから購入したいものですね。
マタニティパジャマは、いつから使う?産後から使うもの?
妊娠してから準備するアイテムの一つに、マタニティパジャマがあります。特に産後しばらくの間は、ほとんどマタニティパジャマで過ごすと言っても、過言ではありません。
ただ、マタニティパジャマについては、揃え方も好みも人それぞれ。しかも、人気なタイプも気になりますが、かわいいだけではなく機能性もしっかりと確認したいし、出費を考えると安いものを…など、考えるとキリがありません。また実際にお店で探そうと思っても、西松屋に無印にイオンに…と結構限られたお店にしか在庫が無く、通販だと試着できないので少し大きめな私は、サイズが不安で、かわいいものが欲しいなんて言っていられない状況でした。
そんな同じような悩みを持つ新米ママさんへ、実体験をもとに、揃え方のポイントをまとめてお話していきます。
出産直前~産後直後の入院生活は、どんな感じ?
手ぶら出産などパジャマを用意してくれる病院もありますが、一番マタニティパジャマが必要な時は、出産前後の入院中です。
出産で疲れ、数時間おきにオムツ交換や授乳で起こされ体力が落ちている中、検診があったり、家族や友人が見舞いに来てくれたり…マタニティパジャマとはいえ、使いやすさだけではなく、かわいい見栄えもそれなりに考える必要があります。
ちなみに出産時の入院期間は、通常分娩だと産後5日から1週間、帝王切開だと10日から2週間程度です。
授乳は、産後翌日から始まるのが一般的。入院している部屋が相部屋または個室に限らず、入院しているママのベッドで授乳させてくれる病院もあれば、授乳室へ出向いて授乳しなければいけない病院もあります。その他、ママや赤ちゃんの検診があったり、お風呂の入れ方や授乳の講習があったり、入院期間はアッと言う間に過ぎていきます。
そのほか産後で大変なのが、トイレ。普通分娩の場合、産後に切れてしまった産道を縫う処置をしますが、しばらくドーナツ型の座布団が無いと座れないくらい痛いし、産後しばらくは悪露もかなりの量がでるので、トイレも一苦労です。普段何気なくする、パンツを上げる動作さえ痛くて、本当に大変でした。
またお風呂は、普通分娩の場合だと産後3日くらいから許可されますが、あとは体力勝負。私は体力的に苦労してしまい、産後4日目でした。
産後用パジャマは、普段のパジャマと何が違う?
マタニティパジャマは、かわいいだけではダメです。安いだけで人気になり、通販サイトなどのランキングで上位になっているマタニティパジャマもあります。安いマタニティパジャマだと妊娠中だけ…つまり大きいお腹に特化しているタイプがあるので、注意が必要です。ここでは、産後に特化したマタニティパジャマを「産後用パジャマ」として説明していきます。
産後用パジャマは、授乳のしやすさや、産後すぐの生活に特化した仕様になっているので、これから準備する人はぜひ参考にしてみてくださいね。
マタニティパジャマ、購入時期は?
マタニティパジャマでまず迷うのが、購入時期ですね。私も実際そうでしたので、その気持ちはすごく分かります。
ただ、マタニティパジャマは焦って早く購入する必要は、ほとんどありません。早めに西松屋などに行って、どんな感じか一度確認しておくと良いとは思いますが、通販サイトなどでいつでも購入できますし、今まで着ていたパジャマが着れなくなるほどお腹が大きくなるまでには数か月あります。中には臨月近くなるまで、マタニティパジャマではなく普段のパジャマで生活する人がいるほどです。
中には流産を繰り返したり、高齢出産だったり、あらかじめ早めに入院する可能性を示唆される場合があります。それに合わせて購入しても遅くないのではないでしょうか?病院によっては、入院着を用意してくれるところや、「ネグリジェを準備してください」など指定される場合もありますので、少なくとも出産する病院を決めてから購入の準備をしましょう。
また夏などの暑い時期であれば、あえて人気の安いマタニティパジャマを購入するよりも、授乳用のTシャツやカットソーなどで代用することも可能です。その方が用意する授乳服全体の枚数は減りますし、「マタニティパジャマの洗い替えが無い…」という心配もありません。
更に、上下セットではありませんが、かわいいデザインのアイテムが一気に増えます。通販でも、マタニティパジャマは扱っていなくても、マタニティトップスだけ扱っているお店なら、沢山あります。洋服と同じ感覚で探すと、かわいいコーディネートができてオススメです。
マタニティパジャマ、何枚くらい必要?
出産前は心配いりませんが、産後は授乳やオムツ交換で失敗したり、悪露で汚れてしまうことがあるので、一晩のうちにパジャマを着替えることも珍しくありません。
洗い替えも準備することを考えると、だいたい3・4セットは必要です。そう考えると、通販や西松屋・無印良品など安いお店だとしてもパジャマだけで1万円以上、さらに授乳服も購入して…となるとママの衣服代だけで数万円はかかります。正直なところ「かわいい」という基準は、二の次になりそうな気もします。その他諸々の費用を考えると、出産する病院に手ぶらプランがあるなら、活用する方が安いかもしれませんね。
ちなみに、病院でもマタニティパジャマが必要な場合は、ズボンを履かずに過ごすことができる、前開きのネグリジェが1枚あると便利です。前開きのタイプは、病院でも指定されることが多いです。
逆に病院では必要ない場合は、長いと裾がもたついて動きにくいことも。子供を抱っこしている間は、子供の体温もあって意外と温かいので、冷えが気にならないなら長さは邪魔になるかもしれません。
というのも、産後すぐはズボンを脱ぐだけでも産道の傷が痛くて苦労します。また、寝たまま診察を受ける場面もあるので、入院用に前開きは必須です。前開きと言ってもカシュクールもあればボタンやチャックなど様々。安い価格で購入できるものは、だいたいボタンですが、赤ちゃんの事を考えると、カシュクールと言って脇腹にあるひもを結ぶタイプも人気がありオススメです。
マタニティパジャマは、普段のパジャマで代用できる?
かわいいデザインが無いとか、少しでもお金をかけまいとして、マタニティパジャマを購入せずに済む方法はないか…と考えている方も多いと思います。
不可能ではありませんが、それぞれのデメリットは確認しておく必要があります。西松屋などのベビー用品店では1,000円台からと安いアイテムも多いので、お試し程度に1枚は準備しておいても良いでしょう。どちらにしても購入する必要があるなら、やはり産後用のパジャマがオススメです。