5.美山かやぶきの里

日本の原風景を見ることができる場所として観光客に人気の「美山集落(かやぶきの里北集落)」。50戸のうち39戸がかやぶき屋根の民家で、平成5年(1993年)12月には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

photo by tanimasaさん

美山は冬には1mを超える積雪が見られる地域で、1月末〜2月頭にかけて、雪の積もった夜の集落をやわらかな灯りで照らす「雪灯籠」のイベントも開催されます。

6.漢字ミュージアム

入場してすぐに目に飛び込む今年の漢字「金」(2016年)

「漢検」で有名な「日本漢字能力検定協会」が運営する博物館です。入り口はいってすぐ目に飛び込んでくるのが、年末になると清水寺で発表されるその年の漢字の大書!発表後に訪れて、ぜひ実際に大書を鑑賞してみてください。

「漢字回転ずし」という面白いゲームも!

そのほか漢字を楽しみながら学べる展示が豊富で、また館内には京都ならではのメニューがいただけるカフェも。冬の京都旅行で室内で暖かく過ごしたい、という時には候補に入れたい穴場観光スポットです。

7.京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアム

元々は小学校の校舎として使われていた建物が、日本で初めてマンガの魅力を発信する博物館として生まれ変わった京都国際マンガミュージアム。現代の国内マンガ本を中心に、江戸時代のマンガに関わる資料や世界各国のマンガ本など約30万点の作品が所蔵されています。

所蔵するマンガのうち、約5万冊のマンガを実際に読むことができるので、冷え込む冬の京都でのんびりと過ごすにはうってつけの博物館です。

8.いもぼう 平野家本家

文豪・吉川英治に「百年を伝えし味には百年の味あり」と言わしめ、ノーベル賞作家・川端康成が「美味延年」と記し、推理小説作家・松本清張の小説の舞台としても登場する「平野屋本家」。こちらでは、京料理のひとつ「いもぼう」がいただけます。

「いもぼう」とは、祇園円山の地で栽培された海老芋と、宮中への献上品であった「棒鱈(ぼうだら)」を炊き合わせて作られたもの。熱々ホクホクの海老芋と、骨まで柔らかく炊き上げられた棒鱈は、一度食べたら忘れられない味です。平野家では一年中いもぼうを提供してますが、海老芋が最もおいしくなる旬の時期は11月~1月頃。冬の京都旅行の食事先としてもってこいです。