9.すき焼き キムラ

すき焼き発祥の地である京都で、気軽にすき焼きを楽しみたい!という方にオススメなのが「キムラ」です。昭和初期に創業されたという店内はお座敷にテーブルが並ぶ昔ながらのスタイル。部屋にはすき焼きの良い香りが充満していて、食欲をそそられます。

まずは具材の上に砂糖をまぶします

基本的にこちらのお店では、セルフサービスですき焼きを作ります。京都のすき焼きの作り方は少し独特で、まずは具材の上にたっぷりと砂糖をかけるんです。詳しい作り方はテーブルの上の説明書にかかれているので、参考にして作ってみてくださいね。

10.お食事処 冨美家

photo by ☆ももん☆さん

京の台所・錦市場(にしきいちば)。その中にある店舗の一つで、地元でも熱烈に支持されるうどん屋が「お食事処 冨美家」です。

名物の「冨美家鍋」は、エビ天にお餅、椎茸に卵などの具材がのった鍋焼きうどん。透きとおった汁を一口すすると、上品な香りと甘み、奥深いコクがしみじみと体に染み込むようです。素材を惜しまず、天然の利尻昆布で香りや甘みを引き出し、また旨みとコクを足すために鯖、うるめ、宗田かつおといったそれぞれ特長の違う削り節を使っています。

高級和菓子に使う米・羽二重餅を蒸して手作りしたおもちはとろける食感。また原木栽培の椎茸を使った煮付は「シイタケってこんなに美味しかったのか」と認識を改めるほど、香りと歯ごたえが最高です。「冨美家鍋」は一年中いつでも食べられますが、冬の寒い時期に食べればまた格別の美味しさですよ。

11.ごはん處 柚子屋一心居

八坂神社の隣に佇む「ごはん處 柚子屋一心居」は、祇園という繁華街にありながら山居のような凛とした静寂が漂う和のオーベルジュで、お食事だけでなく宿泊することも可能です。

名物は、柚子ぞうすいと季節のおばんざい15種類がいただける「柚子ぞうすい膳」。旬の食材を贅沢に使った15種類のおばんざいは、まさに”目に見ておいしい”という表現がぴったりの華やかさです。メインの柚子ぞうすいには、秋から冬の季節は黄柚子、春から夏の季節は青柚子が使われています。冬の京都観光で冷えた身体を、柚子ぞうすいでお腹から温めてくださいね。