しだれ梅や椿が鮮やかに花を咲かせる城南宮や、雲海の絶景を鑑賞できる霧のテラスなど、冬(12月・1月・2月)の京都旅行におすすめの穴場観光スポットを厳選!あわせて訪れたい、冬のおすすめグルメスポットもご紹介します。
1.城南宮
794年の平安京遷都の際に、国の守護と都の安泰を願って建てられたのが始まりとされ、「方除の大社」と言われています。ちなみに方除けとは、方向の災いや家相などの心配が取り除かれるよう祈祷することを言います。
天才造園家とされた中根金作の美しい庭園も見どころ。冬には色鮮やかなしだれ梅と椿が花を咲かせ、見頃にあわせて「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。
2.雲龍院
京都東山区にある真言宗泉涌寺(せんにゅうじ)には九つの末院があり、「雲龍院(うんりゅういん)」はその末院の一つです。南北朝時代の後光厳(ごこうごん)天皇の勅願で建てられたお寺で、「別格本山」という本山に準じた待遇を受ける特別な格式を持った寺院です。
雪景色をはじめ、庭の四季の風景を眺めるために設けられた「蓮華の間」の「雪見障子」が見どころで、4つのガラス窓から眺める雪化粧された庭の景色は格別です。また「悟りの間」では、丸窓の「悟りの窓」と四角い窓の「迷いの窓」から庭園を鑑賞できます。
3.霧のテラス
亀岡市にある、標高412mの竜ヶ尾山山頂に設けられたテラス。晩秋から早春にかけて、亀岡盆地を覆う「丹波霧」の風景を眺められる絶景スポットです。雲海が見られる時間は、日の出からおおむね午前中の早い時間にかけて。
観光協会が設置しているライブカメラで現在の様子が見られるので、発生状況を確認してから訪れてみてくださいね。
4.宝泉院
京都駅から北に約1時間、のどかな山里の大原には、天台宗が栄えた大原の中心的道場である勝林院があります。宝泉院はその中の僧が住居とする僧坊として、平安時代末期に建立されました。三千院に次ぐ大原の観光名所です。
宝泉院には、盤桓園、鶴亀庭園、宝楽園の3つの庭園があります。その中でも一番の見所は盤桓園(ばんかんえん)です。客殿から柱を額縁に見立てて眺めるため、額縁庭園とも呼ばれています。客殿に一歩足を踏み入れると、視界にいっぱいに広がる迫力満点の景色や樹齢700年の五葉松に驚かされます。
また拝観料の800円には、お抹茶と和菓子が含まれているので、素敵なお庭を眺めながらゆっくりお茶をいただくという贅沢なひとときが過ごせます。