北野武『首』、アニメ『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』ランクイン
第3位は、北野武が監督・脚本を務める最新作『首』(11月23日公開)で、3日間の動員は17万5200人、興収は2億6100万円。祝日だった初日からの4日間では動員26万3000人、興収3億9500万円を上げた。同作は、北野監督が構想に30年を費やした意欲作で、自ら「ビートたけし」名義で主人公の羽柴秀吉役を熱演。そのほか明智光秀役に西島秀俊、織田信長役に加瀬亮がキャスティングされている。
ネット上では「北野ワールド全開」「最高のエンタメ」「斬首シーンがグロい」「男色シーンが多すぎる」など賛否両論。北野名義で脚本・監督を担当した前作『アウトレイジ 最終章』(17年10月7日公開)の最終興収15.9億円を上回れるか。
第4位は漫画家・水木しげる氏の生誕100周年記念作品『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(11月17日公開)。シリーズの原点である目玉おやじ(鬼太郎の父)の過去と、鬼太郎誕生にまつわる物語を、18~20年にフジテレビ系で放送されたテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期をベースに描いた話題作。声優陣は関俊彦(鬼太郎の父)、木内秀信(水木)、沢城みゆき(鬼太郎)、野沢雅子(目玉おやじ)など。週末3日間の成績は、初週末の成績を上回る動員11万3600人、興収1億6900万円をあげ、累計動員35万8000人、興収5億1100万円となった。
第5位にもアニメ作品の『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』(11月3日公開)がランクイン。サンエックスの人気キャラクター「すみっコぐらし」(イラストレーター・よこみぞゆり氏)を劇場アニメ化したシリーズで、19年11月公開の『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』、21年11月公開の『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』に続く3作目。1、2作目にナレーターで出演していた20th Century・井ノ原快彦が今作では降板となり、ファンにショックを与えたものの、上映開始から4週間ランキング上位をキープしている。