そんな『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』は全国373スクリーンでの大規模上映により、週末3日間で観客動員29万2300人、興行収入4億1500万円を記録。前作の公開3日間の成績(動員24万7968人、興収3億3094万9400円)を上回り、さらに今作は祝日だった初日からの4日間で動員44万4500人、興収6億3000万円を上げている。この勢いをキープできれば前作の最終興収37.6億円も超えられそうだが、ネット上には「前の埼玉ネタはわかりやすかったけど、今回の関西ネタはピンと来ない人もいそう」という声もあり、そこが懸念点となっている。

 同週の全国週末興行成績ランキング第2位は、上映開始から4週目の『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)。“ゴジラ生誕70周年記念作品”である同映画は、第二次世界大戦後の日本が舞台。主人公の帰還兵・敷島浩一(神木隆之介)、彼と生活を共にするようになる大石典子(浜辺美波)ら、戦争を生き延びた人々が、ゴジラに対して“生きて抗う”術を探っていく姿を描く。

 前週まで“V3”を記録し、今週は『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』に首位を奪われた格好だが、週末3日間の成績は動員18万5500人、興収2億9200万円。累計成績は動員223万人、興収34億5600万円を突破し、快進撃は続きそうだ。